四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(2月26日発表)
富士電機(6504)
2024年に入っても勢いは衰えない。半導体製造装置を製造するSCREENホールディングスの1月の株価上昇率は22.9%、EV(電気自動車)向けのパワー半導体が好調な富士電機(6504)も22.9%と上伸した。半導体の試験装置を製造するアドバンテストは同月の上昇率は21.3%、2月に入っても上昇が続いている。
レーザーテック(6920)
1位は個人投資家からも注目を集めるレーザーテック(6920)だった。半導体のマスク欠陥検査装置などを設計するレーザーテックは近年の半導体相場を代表する銘柄だ。生産設備を保持しないファブレス経営で営業利益率が高いのが特徴。2019年に287億だった売上高は、最新2023年6月期では1528億円にまで拡大するなど急成長を遂げている。
トヨタ自動車(7203)
レーザーテックおよび2位の東京エレクトロンは半導体関連銘柄のみならず、すべての銘柄を対象にした平均売買代金ランキングでも1位だった。とくにレーザーテックの平均売買代金の3900億円は、2位の東京エレクトロンの1297億円に大差をつけた。時価総額最大のトヨタ自動車(7203)でも平均売買代金が1248億円(本ランキングでは3位相当)にとどまることからも、レーザーテックの突出ぶりがわかるだろう。